シューベルト(1797-1828)

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CD 輸入盤

弦楽四重奏曲第14番『死と乙女』、弦楽五重奏曲 パヴェル・ハース四重奏団、石坂団十郎(2CD)

シューベルト(1797-1828)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
SU4110
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

チェコ屈指の実力派
パヴェル・ハース四重奏団、ついにシューベルトを録音!
圧巻の『死と乙女』、石坂団十郎をゲストに迎えた弦楽五重奏曲
大注目の最新盤!


チェコを代表する実力派カルテット、パヴェル・ハース四重奏団が、「SUPRAPHON」レーベルから5枚目となる待望の最新盤をリリースいたします! これまでヤナーチェク、ハース、プロコフィエフ、ドヴォルザークと録音してきた彼らが今回、ついにシューベルトを録音! 2012年から第2ヴァイオリンにマレク・ツヴァイベルを加えての初録音となります。デビュー当初から数々の著名な賞を総なめにし、新進気鋭の若手四重奏団として名を挙げてきた当団。結成10年を過ぎ、ますます洗練されたアンサンブルぶりを発揮しているだけに、期待もひとしおといったところでしょう!
 まず注目されるのは、聴き応え十分なプログラム。数ある弦楽作品の中でも屈指の人気を誇る、弦楽四重奏曲第14番『死と乙女』と弦楽五重奏曲ハ長調の大作2つをカップリングした内容で、満を持してこのプログラムの録音に挑んだパヴェル・ハース四重奏団の意気込みが感じられます。『死と乙女』は2011年の来日公演でも注目されたプログラムであっただけに、今回の収録は嬉しい限り。彼らならではのダイナミックな表現と、中低音の響き厚きハーモニーで聴かせてくれます。さらに見逃せないのは、ゲストに石坂団十郎を迎えた弦楽五重奏曲! 石坂はこの作品を東京クヮルテットとも共演し、素晴らしい演奏を聴かせているだけに、これ以上の盤石の布陣はありません。2013年4月と7月の録音ということで、まさに彼らの最新の演奏が収録されたアルバムになります。プログラム・演奏ともに、是非とも聴き逃せない大注目のタイトルです!(キングインターナショナル)

【収録情報】
シューベルト:
1. 弦楽四重奏曲第14番ニ短調 D.810『死と乙女』
2. 弦楽五重奏曲ハ長調 D.956, op.163

 パヴェル・ハース四重奏団
  ヴェロニカ・ヤルツコヴァ(第1ヴァイオリン)
  マレク・ツヴァイベル(第2ヴァイオリン)
  パヴェル・ニクル(ヴィオラ)
  ペテル・ヤルシェク(チェロ)
 石坂団十郎(チェロ:2)

 録音時期:2013年4月27,28日(1)、2013年7月17,18日(2)
 録音方式:ステレオ(デジタル)

【パヴェル・ハース四重奏団】
2002年に結成された四重奏団。2004年に、フィレンツェでヴィットリオ・E・リムボッティ賞を受賞。翌年5月にはプラハの春の国際コンクールで優勝、さらにその翌月には世界三大弦楽四重奏コンクールのひとつパオロ・ボルチアーニ・コンクールでも優勝を飾り、若手屈指の実力派団体としてデビュー当初から高い注目を集めた。2009年には初来日を果たし、日本でも高い評価を得る。同年、ヤナーチェクとハースの四重奏曲(SU3877)を収録したアルバムで「SUPRAPHON」レーベルからデビュー。2007年にも同作曲家の四重奏曲(SU3922)を録音し、「パヴェル・ハース」の名を冠すにふさわしい評価を確立。2010年にはプロコフィエフ(SU3957)、ドヴォルザーク(SU4038)の四重奏曲集をリリースし、若手ながらこのレーベルの看板アーティストとして活躍している。(キングインターナショナル)

収録曲   

  • 01. STR QT in G, Op. 10: L. Anime Et Tres Decide
  • 02. STR QT in G, Op. 10: LL. Assez Vif Et Bien Rythme
  • 03. STR QT in G, Op. 10: LLL. Andantino, Doucement Expressif
  • 04. STR QT in G, Op. 10: LV. Tres Modere
  • 05. STR QT in F: L. Allegro Moderato. Tres Doux
  • 06. STR QT in F: LL. Assez Vif. Tres Rythme
  • 07. STR QT in F: LLL. Tres Lent
  • 08. STR QT in F: LV. Vif Et Agite

ユーザーレビュー

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投稿日:2021/07/08 (木)

パヴェル・ハース弦楽四重奏団は、私が現代最高と考える弦楽四重奏団の一つ。本アルバムは、彼らがはじめて録音したドイツ・オーストリア系の音楽である。弦楽五重奏曲では、ドイツ生まれの日系ドイツ人チェロ奏者、石坂団十郎(1979-)が加わる。なお、この録音に前もって、パヴェル・ハース弦楽四重奏団はメンバーの変更を行っており、第2ヴァイオリン奏者がエヴァ・カロヴァから、マレク・ツヴァイベルに交代している。とはいえ、パヴェル・ハースのスリリングで熱血的な味わいは維持されている。弦楽四重奏曲第14番は普通の落ち着いたテンポで開始されるが、この楽曲に込められた情緒的な箇所に差し掛かっても、彼らは情感のためテンポを安易に緩めることはなく、つねに高いテンションを維持し、拘束感のある引き締まった運動を行う。そのため、このロマン派の傑作といえる室内楽は、予期しないほどの古典的な端正さを保つ。しかし、その一方で、隙のないアンサンブルが、細やかなアクセントを見事なタイミングで繰り出すため、音楽を聴いているものは、グングンと音楽の内奥の世界に引き込まれていく。第2楽章の有名な変奏曲も、同様のスタイルで、常に客観的で鋭利な視点を保ちながら、的確にリズム感を高め、音楽の求心力を生み出していく。そのため、この楽章の後半は、突き詰めたような緊張感に満ち、特有の荘厳な気配を引き出している。スケルツォとフィナーレも「クールだけど熱い」彼らの音楽が全開し、清々しく情熱的だ。この通常ならば相反しかねない異なる要素を、同時に高い次元で表現できるところが、彼らの最大の特徴に思う。弦楽五重奏曲も素晴らしい。直截で、線的なソノリティを堪能させてくれる演奏だ。長大な第1楽章も、真摯に、かつ切り込みの深い音で、相剋を刻むように音楽を作り上げている。リアリスティックで、室内楽の緊密さを感じさせる仕上がり。とはいっても、流れる音楽は豊饒で、弦の鳴りの立派さ、音の大きさも申し分ない。第2ヴァイオリンとヴィオラによる内声の肉付けも十分な質感があり、シャープでありながら、この大曲を奏でるのに必要な音の重さも兼ね備えている。やはり、この楽団はタダモノではない。

ココパナ さん | 北海道 | 不明

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